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さばの三枚おろし |
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人生には、大きな転機というものがあるのでしょうね。
私が飲食業にたずさわるきっかけになったのは、さばの三枚
おろし です。
学校を卒業して普通のサラリーマンを4年位していました。
ただ、その間に仕事は3回かわり、いろいろ悩んでいた頃。
特に、これをやりたいということもなく、何をやれば良いのか
わからなかった時代・・・。
ある会社で、魚をおろしてみろ! と言われました。
包丁の経験もないし、丸の魚をさわったこともなかったので、い
やいやながら、さばを5枚おろしたのを覚えています。
次の日、突然、持ち帰りのすし屋に行かされ、すし作りの研修
がはじまりました。
かなりの戸惑いがありましたが、
ここでの、3ヶ月の研修。泊り込みの合宿みたいな生活ですね、
お店の方から、いろいろ教わり、3ヶ月たつとそれなりに寿司が
握れるようになっていました。
その時、発見したのが、自分には「こんな才能があるのかな?」
ということです。
実際やってみると、人並み以上にできるんですね!
それからが料理の仕事の始まりです。「さばの三枚おろし」から
始まって、いろいろやってみました。20年たって、今は香花で
こんな風な料理を創っています。
自分もそうであったように、今の若い人たち、仕事について、将来
について迷っている人たちは、たくさんいると思います。
いろいろやってみるのは、良いことだと思います。
仕事も2,3回の転職は良いのではないでしょうか。
色々経験してみて、その中で自分を発見し自分の才能を
みつけて磨くことですね。
人間って、宝箱のようなものです。いろんな可能性を秘めた才能
がたくさんはいっています。見つけ出し、努力して育てていくことで
しょうね。
欠点に見える性格、気難しくて、融通が利かない性格を利用して
ある人は大きな警備会社を作りあげました。
若い人たちをみると、みんな宝箱のようにみえてきます。
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